黒い燕尾服。主人の為に働く姿。お屋敷を陰から支える存在。
そんな執事と言うお仕事に、密かに憧れを抱いちゃいますよね!?
英国の屋敷に勤める執事はもちろん、日本の執事喫茶で働く執事も素敵!!
今回は、そんな執事と言う仕事に就くにはどうしたら良いかを、
超真面目に語ってみたいと思います。
まず、いわゆるお屋敷に勤める執事を目指す場合です。
本場イギリスの王室や、
昔ながらの伝統を守り続けている貴族のお屋敷に勤めたいと言うと、
それは非常に狭く、厳しい道のりになるでしょう。
しかし、可能性が全くないわけではありません!!
実は、英国王室は定期的に執事の募集を行っています!
勤務地はバッキンガム宮殿が基本だそうで、時には他の宮殿や、
王族ゆかりの地に出張もある様子。
職種はまず研究生執事として採用され、研修を経て正式採用になります。
外国人の応募はもちろん可能!
ですが、当然英語は必須です。
残念ながら過去に日本人が採用された例はないようですが、
初の英国王室日本人執事誕生!も夢ではありません。
そして、どこまでを執事とするかは人によって違うと思いますが、
現在は中東や中国の個人家庭で執事の需要が増えています。
こちらは個人の資産家が自宅の管理を含め、
執事に秘書的な役割を求めているケースが多いようです。
仕事内容は雇い先によりますが、やはり英語が話せるのが必須のようです。
では具体的にお屋敷に勤める執事になるためには、どんな経験が必要なのか…。
個人的にオススメしたいのは、
ホテルでの業務経験です。
レストランにおけるウエイターの仕事は、執事の給仕に近いものがあると思いませんか?またフロントスタッフやベルボーイは、お客様をよく見ていないとできない仕事です。
キャリアを積むうちに、細かい気配りや立ち振る舞いが身に付くことでしょう。
しかも、日本人のおもてなしの心や、
日本のホテルサービスは海外でもかなり高く評価されています。
国内のホテルで学んだ経験は、きっと強い武器になるはずです!
いやいや、もっと実践的に執事のことを勉強したいという人には、
オランダの執事養成学校に入学するという手があります。
この学校…名前の通り、プロの執事を育てるための専門学校なのです!!
そんな学校があるのかと、私も初めて聞いた時はかなり驚いたのですが、
調べてみるとかなり本格的で厳しいカリキュラムが組まれていました。
因みに過去の卒業生の中には日本人もいらっしゃるようで、
卒業後は英国王室や資産家の執事の他、ホテルや高級レストランなど就職先は数多です。
語学力に自信があり、「必ず将来は執事になる!」という強い決意がある方におすすめです。
さて次は、日本の執事喫茶に勤める場合です。
こちらは当然、執事喫茶の求人に応募して採用されれば働くことが出来ます。
しかし、ただの喫茶スタッフとは異なり、
あくまでも執事ですから、やはり狭き門と言えるでしょう。
特に池袋にある執事喫茶の老舗「スワロウテイル」は人気があるため倍率も高く、
採用されてからの研修でもかなり厳しく教育されるようです。
ではどんな人が採用されるのか!?
こちらは謎に包まれています。
ただ実際にスワロウテイルを利用した印象から推測すると、
丁寧で清潔感のある人が求められている気がします。
ホールで働く方々は、特別スタイルが良いとかイケメンと言うよりも、
穏やかで優しそうな雰囲気の方が多く、
誰と話しても非常ににこやかに対応して頂きました。
確かにイメージの中の執事って、穏やかで優しくて、忠実な感じがしますよね。
言葉遣いや立ち振る舞いは最初から身についているに越したことはありませんが、
きちんと教育を設けている店舗であれば、
採用されてからしっかりと教え込まれるはずです。
(むしろ採用されてからの方が厳しいという噂もちらほら耳にします…!)
採用への近道は、まず気になる店舗を利用してみて、どこが自分の雰囲気に合っているか、どんな執事になりたいかを事前にリサーチすることだと思います。
因みに「若い女の子が来るような場所だから、やっぱり若い方が良いのかな…。もう自分はそんなに若くないしな…」とお思いの方。案ずる事なかれ!!
執事喫茶の求人は10代、20代の若い男性のみではありません。
むしろ落ち着いた雰囲気の大人の男性を求める店舗は意外に多いのです。
実際に、定年後に執事喫茶に応募して採用され、
週に数日アルバイトをしている男性の話を耳にしたことがあります!!
なんちゃって執事喫茶ではなく、本格的な執事喫茶はイメージを大切にします。
おそらく19世紀の英国執事がそうであったように、
人生経験豊富な大人の男性が持つ安心感を、お店に取り入れたいのではないでしょうか。
つまり、人生でいろんな経験を積んで、酸いも甘いもかみ分けた、
大人の魅力あふれる熟練男性の方が、もしかしたら採用される可能性が高いかも!?
もし今、執事喫茶の求人に挑戦し残念ながら不採用になってしまったとしても、
経験を積んで再挑戦することも可能という事です。
さて、私としてはかなり真剣に執事になる方法を語ってしまいました。
参考になったでしょうか…。
意外と奥深い執事の世界。そして種類。
興味がある方はぜひチャレンジしてくださいね!
(実は私も、執事のいる大きなお屋敷に勤める野望を秘めているのです…。
メイドになって、毎日執事を眺めながらお掃除したり、
時には御用を言いつけられたリするのが夢なのです♪)