執事様のお気に入りのネタバレするよ

その恋愛ストーリーが、
片方は執事、片方はお嬢様となったりすると
どうしても身分違いの恋にスポットが当たりがちです。

いやいや、もちろんそんな恋も素敵で憧れるのですが、欲を出すと

もう少し近い立場の存在として描いてくれたらなぁ…

なんて、思ったりして…。

だって、立場が近い方がリアル妄想膨らみますよね??
そんな方におススメの漫画を探してみました!

それがこちら「執事様のお気に入り」です!

ストーリー構成が津山冬先生、作画が伊沢玲先生で描かれて、
白泉社の花とゆめコミックスから全21巻が発売されています。

個人的にストーリーと作画、
それぞれ担当されている方が別れている漫画は、
面白いものが多いイメージがあるのですが、
執事様のお気に入りもやっぱりそうでした♪
(決して、お話と絵を一緒に書いている漫画家の方を
 ディスっているわけではありませんよ!(汗))

「執事様のお気に入り」作画:伊沢玲 ストーリー構成:津山冬

こちらが1巻の表紙です。

正統派少女漫画の絵柄ですね!!
また、右側の男性は、執事と言うよりも王子様のようなビジュアルで
これはこれでオッケーだな、と話を読む前の私は一人、マンガを手に頷いてしまいました。

さて、それでは気になるストーリーまずは簡単に紹介します。

主人公は氷村良。(りょうという名前ですが、女の子です)
事故で両親を亡くし、祖父母に引き取られ
全寮制の双星館学園に転入してきた女の子です。
双星館学園は、ほとんどの生徒がお嬢様・おぼっちゃまの学園ですが、
彼女は庶民的で明るく、普通の飾らない女の子です。

作中でも良く笑い、初めて見た執事の制服を「コスプレ?」
と、訝しんでしまうあたりが可愛いんです!!

そして、タイトルにもなっている執事様は神澤伯王
執事を養成するバトラークラスの主席であり、財閥の御曹司です。

御曹司なのに、執事!

しかも、ビジュアルもさることながら、名前もかっこいい!
(名前に王が付いちゃう辺り、もう万能な予感ですよね・笑)

…と、テンションが右肩上がりのキャラクターですが、
実は努力家で、自ら望んで実力主義のバトラークラスに在籍しています。

そんな彼なので、学園の女子からの人気は絶大です。

陰で「執事様」と呼ばれています。

家に普通に執事がいるお嬢様方が、思わず様付けなのです。

ストーリーは、伯王が学園内では珍しいタイプの良を気に入り、
彼女の専属執事になるところから始まります。

ふっふっふ。そうなんです。

この漫画では、執事とお嬢様でありながら、どちらも学生です。

同じ学校で、片方はお嬢様おぼっちゃがいるクラス、
もう片方は執事を志すクラスにいるという設定も良い!
さらに欲張りなことに、執事なのに財閥の御曹司なのも良い!!

なので、メインのお話は学園ラブストーリーです。
ただ、お金持ちならではの優雅な描写も多く描かれています。

1巻の最初には、「毎週月曜日のティータイム」の様子も描かれます。
執事たちが、自分の持っている技を駆使して、お嬢様おぼっちゃまの
優雅なティータイムを演出します。
女性なら一度は憧れてしまう風景です。
私もこんな学園生活を送ってみたかったです…!!
(お嬢様学校には全く縁がなかったですけどね…)

また主人公の友人やライバルとなるお嬢様や、バトラークラスの男性陣など

魅力的なキャラクターも数多く登場します!!

バトラークラスに在籍している執事たちも、全員良家のお家柄という設定なので
ガラの悪いヤンキーなどは出て来ません。
基本は正統派の、かっこいい男性ばっかりが出現します!
そして、みんな執事見習いです。よりどりみどりです。
彼らを通しても華やかな世界を垣間見ることが出来ます。

まだプロではなく学生なので、若干の青臭さが漂い、
これからさらに成長していく執事とお嬢様の恋、
ドキドキしながら見守りたくなってしまう、そんな漫画です!

まあ私の場合は

同じ学校内に、執事養成の為にクラスがあるなんて
その設定だけでときめいてしまいますけどね!!

因みに本編は全21巻で完結していますが、
その後の成長した良と伯王の姿を描いた
「執事様のお気に入り Encore!」が全1巻発売されていますので、
紆余曲折を乗り越えたふたりの姿を、まだまだ楽しむこともできます。
(えっ、紆余曲折があるの?と思いましたよね?
 ふふふ、あるんです。それは本編を読んだお楽しみです。)